ANAが新卒採用を一時中断〜個人的な見解と考察〜

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就活

先日、びっくりなニュースが飛び込んできました。
日本の大手航空会社であり、2019年のワールドベストエアラインでは世界第3位にも輝いた航空会社全日本空輸をはじめとする
ANAホールディングスが、21年度採用を一時停止すると発表しました。
(追記:ANAに続きJALも先日同様の発表をしました。)

個人的な話ですが、高校生の頃から航空業界に憧れを抱いており、
航空会社への就職を目指していました。

なので個人的にかなり衝撃的なニュースです。

ということで今回は、企業研究のアウトプットも兼ねて、
ANAの21年度採用一時停止について少し考察しようと思います。

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成長間違いなしと言われていたが…

まず初めに強調しておきたいことは、
航空業界が成長市場であると考えられていたことです。

近年は、訪日外国人の数がかなり増えてきていました。

引用元:https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/inbound/

また今年は東京オリンピックを控えたオリンピックイヤーでもありました。

さらには近年の需要に鑑みた、羽田国際線の発着枠の拡大も、今年スタートしました。

引用元:https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1204858.html

この表によると、ANAはJALよりも多く配分されていることがわかります。

このように、業界全体が急増ともいえる需要の拡大に対応すべく行動していた時期でありました。

そのため航空業界が成長市場であり、グローバル化に伴ってそれは続いていくと考えられていました。

このグローバル化の動きと反対のことが、現在世界中で行われています。
緊急事態宣言やロックダウンといった、人の行動を抑制する動きです。

人々が自分の街でさえも、行動が制限されている世の中では、
長距離を移動するための航空機の需要は皆無と言っていいほどです。

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航空会社のならではのコスト

どの業種の企業であっても、休業や需要の大幅な減少によるコストは存在します。
しかし、航空会社には他の業種には存在しないようなコストがあります。

航空機のリース代などがそれにあたります。

例えば、ANAが2019年3月31日現在において保有する航空機304機のうち
約3割にあたる97機がリース機です。

2019年3月期における連結財務諸表では、
流動負債、固定負債合わせて約1,860億円がリース債務として計上されています。

航空機のリース代のみをとってみても、これだけの負債を抱えて運営しているのです。

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ANAの経営戦略

ANAの2019年3月期における旅客収益は
国内線で6,966億円
国際線で6,515億円です。

ただ両者の前年からの増加額を見ると、
国内線が+69億円
国際線が+541億円となります。

引用元:https://www.ana.co.jp/group/investors/irdata/annual/pdf/18/18_05.pdf

2018-22年度中期経営戦略では、国内旅客の生産量は減少すると予測し、
国際線を成長の柱として位置付けていました。

ただ国際線は、一国内だけでなく飛行機の就航相手国でも新型コロナが収束していることが求められます。
なので国内線よりも回復は遅いのではと思われます。

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まとめ

ただの学生が偉そうにANAの経営について考察してみましたが、
航空会社という業種やANAの経営戦略から、今回のような措置は仕方がないのかと思います。

ただ、僕と同じように航空会社を志望していた学生さんは災難です。
僕は来年が就活ですが、そのころにANAが新卒枠を設置してくれるかもわかりません。

とりあえずいまは一刻も早く、新型コロナが収束することを祈るのみです。


今回の記事について、「君は間違っている。」などのご意見がありましたら、
ぜひコメントください!

僕の業界研究にも繋がりますので、温かいご指摘をよろしくお願いします。

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参考文献

ANA、2018年度(2019年3月期)決算は増収減益も売上高は初の2兆円越え。国際旅客も初めて年間1000万人を突破

格付け会社の航空会社ランキング2019、世界1位はカタール航空、日系2社も高評価、LCC部門トップはエアアジアに – スカイトラックス

羽田空港国際線、昼間増枠の配分が決定。JALとANAはコメントを発表

ANAグループ、21年度採用を一時中断 新型コロナ影響で

インバウンド訪日外国人動向

2018-22年度 中期経営戦略

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